2009年12月25日

ジャイロボール

魔球ジャイロボールの正体は何か?

ジャイロボールとは進行方向に回転軸が向いており、ライフル弾のような螺旋回転をしながら進んで行くボールです。変化球ではなくストレートの一種。

右投手が投げた場合は投手から見て時計回り、左投手が投げると反時計回りとなります。プロ野球のコンディショニングコーチを歴任し、ベースボール道場"上達屋"を経営する手塚一志氏により発見されたと言われています。

ジャイロボールの投げ方は、従来のバックスピンの利いたストレートとは球種が違い、ボールの握りよりもその投げ方に大きなポイントがあるようです。

ボールの握り方は一般的な直球である"フォーシーム"と"ツーシーム"があります。そして一連のボール投げ方はダブルスピン投法、スパイラルリリース、ジャイロリリースといった要素を含み、その独特の投球感覚を掴むことで初めて投げることが可能であると、手塚は提言しています。

最近はプロ野球界でもジャイロボールが注目を浴びています。メジャーリーグの松坂大輔投手、千葉ロッテの渡辺俊介投手などが投げると言われています。

また、架空の世界の話ですが、人気野球アニメ「MAJOR」の主人公、本田吾郎がフォーシームジャイロ、ジャイロフォークを投げます。現実の球界で話題になる前から投げていたことからある意味先駆者的な存在です。

考えても見れば空気中をボールが物凄いパワーと共に進むのであればバックスピン回転より螺旋回転の方が理にかなっていると思います。

伸びのあるストレートであればバックスピン回転がイメージできますが、破壊力のあるストレートを投げることを考えた場合は、螺旋回転のボールがイメージできます。

まあともあれ、未知の部分も多々持つこの魔球「ジャイロボール」に焦点を当てて、投げ方や関連情報を集めて紹介をします。
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2009年12月24日

魔球の正体

▼魔球の正体
著者: 手塚一志 /姫野龍太郎
出版社: ベースボール・マガジン社

▼内容情報
日本のプロ野球にも魔球を操る投手は存在した。魔球の高速度撮影に成功。

▼目次

第1章 魔球発見
第2章 魔球の痕跡
第3章 魔球の証明
第4章 魔球の使い手
第5章 魔球の投げ方

▼著者情報

手塚一志(テズカカズシ)
パフォーマンス・コーディネーター。徳島・池田高校卒業後、大阪体育大学、筑波大学大学院、東京大学大学院でスポーツ科学を専攻し、日本ハム・ファイターズ、福岡ダイエーホークス、オリックス・ブルーウェーブでコンディショニングコーチを歴任。現在は、東京西麻布に事務所を開設し、野球選手を中心としてゴルフ、ラグビーなどのスポーツ選手の指導(パフォーマンス・コーディネート)を行う。また、持論の「ダブルスピン運動原理」を元にテレビや雑誌などのメディアで野球選手の動作解説等で活躍する傍ら、近年は執筆活動にも力をそそぐなど、その活動は多岐にわたる

姫野龍太郎(ヒメノリュウタロウ)
工学博士。1955年生まれ、京都大学工学部卒業後、同大学院修士課程に進学。その後日産自動車に就職。主に車の空気力学の研究に従事し、フェアレディーZなどの空力解析も行った。1997年から理化学研究所に移り、現在、情報環境室室長、埼玉大学大学院客員助教授。野球の変化球の解析と、人体の血流シミュレーションが現在の主要な研究テーマ。この本に出てくる望月博士らと共に、ジャイロボールの投球フォームとボールの作る流れの解析で、2000年日経サイエンス主催コンピュータビジュアリゼーションコンテスト最優秀賞を受賞した。他にも、日本機械学会や可視化情報学会などから受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

▼詳細は画像をクリック↓

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2007年08月22日

ジャイロボール投げ方【その1】

ジャイロボール投げ方【その1】

ジャイロボールは、変化球を投げるような感覚と違い、投球フォーム全体から生まれる螺旋回転をするストレートといわれています。

ピッチャーの投球フォームで大切なのが、まっすぐに立つこと。大リーグのピッチャーなどは、子供の頃に、この"立つ"という練習を繰り返し行うそうです。ジャイロボールの投げ方としても、この"立つ"という動作がまずは大切。

ダブルスピン投法では、地球からエネルギーを貰いしっかりと立つことが大切とされています。ジャイロボールを投げるには、地面を掴んで離さない強靭な下半身が必要。

地球の物体にはみな重力が働きます。立っているだけで地面から反力を貰うことになります。反力は体の重みに対する反作用のことです。

ピッティングにおいても、時速140キロを越えるボールを投げるために、このエネルギーを利用したいところです。この反力のエネルギーをロス無く使うことで効率の高いピッチングができます。

この反力を活かすも殺すも、マウンドでの立ち方が影響します。ジャイロボール投げ方の第一歩は地球に根を生やしたようにどっしりとマウンドに立つこと。

セットポジションからホームベース側の足を上げる際に、軸足から地中深くに根が生えているイメージを持って、まっすぐ立つ練習を繰り返してみる。
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2007年08月21日

ツーシームジャイロ

ジャイロボールにはフォーシームジャイロの他に、ツーシームジャイロ(2シーム)があります。非対称ジャイロとも呼ばれます。ツーシームファストボールに近いボールの握りで放され、ボールが非対称面を向けて進みます。ボールの進行方向、すなわちキャッチャー側からみるとボールの縫い目がつねに非対称の状態にとなります。

一般的な直球と同程度の空気抵抗を受け、しかも揚力が働かないため、直球に比べてホームベースへの到達時間が大幅に遅れます。打者に
対して待てども待てどもボールが届かない印象を与えます。このボールと対戦したバッターはインパクトゾーンまで来てくれないといった感覚を覚えます。

実験では初速が150km/hの場合で、ツーシームジャイロの空気抵抗値はフォーシームジャイロの5倍に達するとされています。マウンドからホームベースの距離(18.44m)で、一般的な直球よりも43cm落ちるという結果が出ています。

ツーシームジャイロは、初速に比べて終速が相当に減速する性質はチェンジアップと似ているが、明らかに軌道は異なり、より直球に近いボールです。途中まではストレートそのものであるため、打者は待ちきれず上体が突っ込み、バットの先で引っ掛け内野ゴロとなるケースが多くなると言われています。

このジャイロボールは、プロ野球の実在の選手では千葉ロッテマリナーズの渡辺俊介投手が投げると言われています。
posted by ジャイロボール at 20:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャイロボール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月20日

フォーシームジャイロ

ジャイロボールの握り方には2種類あります。その1つがフォーシームジャイロ(4シーム)です。対称ジャイロとも呼ばれています。

一般的な直球(フォーシームファストボール)に近いボールの握りで投げたジャイロボーrル。ボールが飛んでくる打者側から見た時に、ボールの縫い目が常に上下左右対称の状態になっています。

螺旋回転で前進するため、一般的な直球に比べて空気抵抗が少なく、リリースから捕手が捕球するまでの、初速と終速の差が非常に少ないと言われています。

実験によれば初速と終速の差はわずか1%で、球速にして1、2km/h程度であるとされています。因みに普通のストレートは10km/h前後の差のようです。

また、バックスピンのストレートとはボールの軌道が異なり、かつ空気抵抗が少なく打者の予測より早くホームベース上に到達するため、打者はタイミングが取りずらいのが特徴です。

ボールが浮き上がるような錯覚が生じると言われていますが、実際は揚力(ボールを上に持ち上げる力)が働かないので落ちるボールとなります。ジャイロボールは決してホップはしません。

実験の結果でも、マウンドからホームベースの距離(18.44m)で、一般的な直球よりも20cm程度落ちるとされています。
posted by ジャイロボール at 17:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャイロボール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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